2016年2月14日日曜日

グーグルの評価はディレクトリ毎に対応が異なる??

 こんばんはnaoです。

 グーグルはサイトを評価するときページ毎、サイト毎、それともディレクトリ単位のどちらで行っているのでしょうか?

 
 おそらくSEOの仕事に携わっている方々の多くは口をそろえて「個々のページとサイト全体の両方で評価している」と答えると思います。筆者も素人ながら同意見です。

 具体的にいうと同じ内容のページを同じテーマのサイトに新たにUPした場合・・・・たとえば「車の燃費」についてのコラムを個人のサイトとトヨタ自動車のサイト両方に同時にアップした場合、ほぼ100%の確率でトヨタ自動車のサイトにUPしたページの方が検索結果は上位に表示されます。
 これはグーグルがサイト単位で評価を行っている為、良い評価を受けているサイトにUPされたページも高評価を得られるというわけです。
 この他サイトの内容もかなりの精度で理解しているとされ、車を紹介しているサイトに保険関係のページをUPするより、保険を紹介しているサイトに保険のページをUPした方が検索順位は高くなるといわれています。

 あとページ単位での評価はある意味当たり前の話なので具体例は省略します。

 さて少々話が脱線しましたが、サイトの中には各々ディレクトリが存在していると思います。たとえば車のサイトであれば「トヨタの車」「日産の車」「ホンダの車」といった感じですね。

 このディレクトリ。グーグルはどのように評価しているのでしょうか。3年ほど前面白い事象を目撃したので紹介してみたいと思います。

 上述のディレクトリの下層に各々「タイヤ」「燃費」「車種」のページがあったとします。そして検索順位を確認すると何故か片方のディレクトリに所属するページだけ順位が高い。このような経験は皆さんないでしょうか?

 極端な例ですが
 https://www.example.com/トヨタ/タイヤ/
 https://www.example.com/トヨタ/燃費/
 https://www.example.com/トヨタ/車種/
は検索上位にいるのに

 https://www.example.com/日産/タイヤ/
 https://www.example.com/日産/燃費/
 https://www.example.com/日産/車種/
は100位以内にすらはいってない。  

 筆者は同様の体験を数多くしております。

 上記の場合だととにかくトヨタのディレクトリにUPしたページは比較的高い確率で検索結果上位に表示されるのに、日産のディレクトリにUPしたページは全く検索結果に現れてこない。リンクの数や内容、キーワードの頻度など色々調べて見たのですが原因は未だ持って不明というわけです。

 その後特に気にすることもなくすごしていたのですが、ある日サイト全ページの「description」を書き換えなければならない事態となり、全て書き直した後にウェブ上にUPしました。
descriptionとは言うまでもなく検索時に表示される説明文です(必ずというわけではありませんが、大体9割くらいの確率でdescriptionの文言が表示されます)。

 その後次の日からsite://www.example.com/で説明文がちゃんと書き換わっているかチェックしていたのですが、なんと上記の場合のトヨタのディレクトリに属するページは一週間もしないうちに全てのページが書き換わっているのに、日産のディレクトリに属するページは半月以上経過してもそのまま。結局書き換わり始めたのは一ヶ月ほど経過してからで、すべてが書き換わるのには3ヶ月ほどの期間を要してしまいました。

 これの意味するところはなんなんでしょうか?グーグルで「このグループ(ディレクトリ)は良し。いい内容だ」と評価されたディレクトリのページにはグーグルボットが頻繁に訪れ「このグループははいまいちですな。」と判断されたディレクトリのページにはあまり訪れない。もしくは訪れてデータを収集してもそれを検索結果に反映させるまでの優先順位は低い(つまり時間がかかる)ということなのでしょうか?
 

 上記の現象を確認した時期は2013年の夏で時期的には賞味期限切れの内容かな?と思いましたが筆者自身少々興味深い事象だなと思ったので本ブログで報告してみました。

 
                 
             
 

新しいページがインデックスされる時間はどれくらい?

 こんばんはnaoです。

 ネット上の掲示板やSearch Consoleのヘルプコーナーなどを見ていると「サイトをアップしたのにインデックスされません。何故でしょうか?」とか「新たにアップしたページがインデックスされるにはどれくらいの時間がかかりますか」といった質問をよく見かけます。

 回答としては「そのうちインデックスされます焦らず待ちましょう」とか「Fetch as Googleを試してみましょう」、「内容の充実しているページはすぐにインデックスされます」といったものがほとんどです。けど質問者はもっと具体的な回答を求めていると思うのです。

 そこで筆者の実例をご紹介したいと思います。対象となるサイトは5つで期間は2012年から2013年にかけて。
 具体的には2012年の5月から9月にかけて新しいサイトを5つネット上にアップしました(注:対象となるサイトは全て異なる知り合いから作成を頼まれたもので、内容(文章や中身)は依頼者が作成したもので筆者は原案を元にHPを作成したものです)。もちろん自作リンクなどは一切行っていません。

 さて結果はどうなったでしょうか?筆者はサイトの原作者やテーマが5つとも異なるのでインデックスされる期間やページ数もサイト毎に異なるだろうと予測していたのですが・・・・・・・・・・・・5つともほぼ同じ結果になってしまいました。

 ここから先に報告する結果は原作者やテーマ、UPした時期が違う5つのサイト共に同じです。
 まずネット上にアップしてから1ヶ月ほど経過後確認するとサイト全体の5~6割程度のページがインデックスされていました。その後インデックスされていないページを探し出して「Fetch as Google」してみたのですがほとんど登録されることはありませんでした。また新たに追加したページも同様の現象(インデックスされる確率は50~60%ほど)となりました。要するにサイトを新規にアップして1ヶ月ほど経過すると約5~6割のページがインデクスされ、インデクスされてないページはFetch as Googleしてもインデックスされることはほとんどないという結果です。このような状態がしばらく続くのですが、変化が見られたのが初めてサイトをUPしてから半年ほど経過してから。今までインデックスされてなかったページが次々と登録されるようになり、新たにページを追加しても「Fetch as Google」を行えば半日とかからないうちにインデックスされるようになったのです。


 実際の結果のみ言わしてもらうと「ネット上にアップしたばかりのサイトはなかなかインデックスされないが、半年くらいするとすぐにインデックスされるようになるよ」(ただし検索順位の上昇スピードは別で各サイトごとバラバラでしたし、半年で10位以内に入るサイト(ページ)もあれば3年以上かかってやっと10位以内にはいるページもあり規則性はありませんでした)といったところでしょうか。


 さてここから先は筆者の個人的感想です。今回はテーマ、原作者、UP時期各々異なるサイトが公開後、半年後にインデックスされるようになるという同じ結果を示しましたが、グーグルがサイトエイジ(サイトの運営期間)でインデクスする時期を決めているとはとても思えません。多分一定期間中についたリンクの数などを考慮した結果なのでしょう。

 今回の結果は事実は事実として報告しておきますが「サイトをUPして半年経過したらすぐにインデックスされるようになる」などと早とちりせず、ページがインデックスされるようになったら「とりあえずはグーグルから合格点をもらったな」という感じでサイトの作成に取り組んでいくのが一番地道で確実なのかもしれませんね。