2015年8月25日火曜日

検索順位にリンクはどれくらい重要なの?

 こんばんはnaoです。

 サイトを運営している人にとってもっとも気になるのが検索順位。筆者達のように趣味の延長線上でサイトを運営している者でも気になるのですから、通販サイトや企業PRのようにサイトの検索順位が企業の業績に影響を及ぼす場合の方などはよっぽどのことだと思います。

 ではこの検索順位を決定づけているものはなんでしょう?批判を恐れず声を大にして言えばズバリ「外部からのリンク」です。リンクが全てとまでは言いませんが、検索順位を決定づける指標のなかでもかなり大きなウェイトを占めているのは間違いありません。

 さらに突っ込んでお話すればリンクもドメインパワーが強いサイトからのリンクの方がより強力な効果を得ることができます。なお一般的にドメインパワーとは「ちゃんとした内容のあるサイトのページ数×優良サイトからのリンクの数」といわれています。


 具体的な実例をあげれば広告欄を設けている市役所や県庁のホームページに自社の広告を掲載したら検索順位が爆発的にUPした事例や、中身の無いスカスカのページなのに市役所や大手企業のサイトのページというだけで検索順位が一位に表示され、中身の濃く充実してあるページが検索順位下位の方に追いやられている事例などがあります。

 前者は市役所や県庁のホームページに広告を載せることにより行政サイドのHPから広告をのせた会社のHPへのリンクが得られます。行政のサイトというのはドメインパワーが非常に強力ですからリンクを一本得ただけなのにその会社の検索順位が大幅に上昇したと推測されます。もっともこの場合、広告を載せる会社がその地域で活動しているか、ちゃんと活動をしているか、行政のHPに掲載するにふさわしい会社かなど色々審査がありだれでも広告を載せれるわけではありません。

 後者は実例を挙げれば筆者が住む地域の「図書館」を検索したところ、「○○市立図書館」というタイトルの市役所のページがトップに表示され、そのページを見たところ「○○市立図書館のホームページはこちらです」とリンクが設置されているだけでした。なお本家本元のHPは4位前後をさまよってました。他にも旅行など地域情報を提供するサイトなどでも大手企業が運営する同じような内容のサイトが上位を独占しており個人が運営している中身の濃い充実した内容のサイトが30位前後に追いやられているのをよく見かけます。


 インターネット検索の時代をさかのぼれば検索技術黎明期のころは人力でサイトを検索結果に登録したり、ページに詰め込まれたキーワードの多さで検索順位を決定していたりと今では考えられないことをしていました。
 そんな時ある大学生が「優れた論文はより優れた論文を引用している」という事実をインターネットの世界にあてはめ、「優れたサイトはよりすぐれたサイトからリンクをもらっているはず」と考え、その考えを検索技術に用いたのです。この事により世界の検索技術は格段に向上し現在のように便利で私たちの生活になくてはならないライフラインのような存在へと変貌したわけです。
 なお前述の「ある大学生」の名はラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン。つまりグーグルの創業者です。
 二人ははじめリンクを用いた検索技術を企業とライセンス契約しようとしていたのですが、どことも契約することができなかったので二人で会社を興します。これがグーグルの始まりです。

 少々話が逸れましたがリンクを活用することにより検索技術はまるで別物のレベルにまで向上し、今でも検索要素の根幹をなしていることは間違いありません。グーグルも2年ほど前にリンクを検索要素から外してみたところその結果は散々なものだったとコメントしています。もちろんリンク以外の指標でサイトを評価する試みも鋭意推進中ですし、昔に比べると検索順位を決定する指標におけるリンクが占める割合は少なくなってきていると何度もコメントしています。

 現在のSEOにおいてリンクは昔ほど重要ではないが、今でもSEOの根幹をなし検索順位を決定する重要な指標である。これが現状のようです。


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