2015年8月21日金曜日

nofollow(ノ-フォロウ)属性の使い方

 こんばんはnaoです。


 今日はnofollow(ノ-フォロウ)属性の使い方について紹介します。
 このnofollowタグ。「リンクをたどらせない」という効果があります。別の言い方をするとリンクパワーをリンク先のページに渡さないという働きをもってます。
 皆さんもご存じの通りグーグルの検索順位の評価にはリンクパワーが大きな影響力をもっています。この為、ある程度リンクパワーの操作が可能となるnofollowが発表された当時はいわゆる「SEOの権威」と位置づけられるような人たちから様々なテクニックが紹介されたのですが(たとえば極端な例ですが順位を上げたいページ以外のリンクにはnofollowを設置し順位を上げたいページにすべてリンクパワーが行くようにするとか・・・)ところが2013年頃だったと思いますが、グーグルが公式の場で「nofollowを設置してもリンクパワーはリンクの数だけ分散されると」発表したのでnofollowフィーバーも一気に冷めてしまったのです。


 さて前置きが長くなりましたがnofollow属性を実際どのような場面で使用するのか?具体的に紹介していきたいと思います。なお実は筆者はnofollowタグは実験で使用したことはありますが、担当しているHPでは未だ一度も使用したことはありませんので今回は他のサイトの事例を紹介し説明していきます。

 グーグルは公式の場でnofollowは「信用できないページへのリンクに使用するとよい」と公表しています。信用できないページと言われてもピンとこないのですが、一般的な使用事例としてはブログのコメント欄などは自分のサイトへのリンクを得るために悪用される場合がありますのでコメント欄にnofollowを設置したり、またアフィリエイトを設置したサイトもしくはページはグーグルからマイナスの評価を受けやすいと言われていますので(グーグルはアフィリエイトのサイトでも訪問者にとって有益なら評価すると言っていますが、実際はアフィリエイトを設置したページがビックキーワードで検索上位に表示されている事例はほとんど無いのが現状です)、アフィリエイトを貼り付けた専用のページを作り、そのようなページへ閲覧者を誘導する為のリンクにnofollowを設置し、グーグルがリンクをたどらないようにしている方もよく見かけます。つまりアフィリエイトのページをグーグルボットに見つからないようにするためnofollowを設置しているわけですが、けどこれならrobots.txtを設置した方がよいような気もします。

 いずれにせよ今のご時世まっとうなホームページを運営している人にとってnofollowはあまり使うことのなくなってしまった属性といえるかもしれません。


 では次はnofollow属性の具体的な設置方法を説明します。
 通常AのページからBのページへリンクを張る場合

href=”http://www.Bpage.html/”サイトBへのリンク

 となりますがnofollow属性をつける場合は

href=”http://www.Bpage.html/” rel=”nofollow”サイトBへのリンク

注:nofollow属性はページ単位で適用されるので仮にwww.Bpage.html/の下の階層にページがあってもnofollow属性が適用されるのはwww.Bpage.htmlのページだけで、下の階層はリンクがある限りはグーグルボットはそのリンクをたどって必要に応じインデックスしたり検索結果に表示されたりします。

 となります。もうひとつmetaタグに記載する方法もありますが、こちらはページ内にある全てのリンクに対しnofollowを指定する場合に使用します。記載方法は以下のとおり

meta name=”robots” content=”nofollow”


 最後に注意すべき点をいくつかご紹介します。
 まずnofollow属性がつけられたリンクもSearch Consoleの「サイトへのリンク」で表示されますので、自分のサイトにリンクが増えたと喜んでみたものの、相手先のサイトをよく見てみたらnofollow属性が張られておりぬか喜びに終わったという場合もよくあります(僕はリンクパワーがもらえなくても、リンクをたどってサイトを訪れる人がいれば十分価値のあるリンクだとは思いますが・・・・)。
 あと最近は市役所など行政のHPの広告欄に広告料を支払い自分のサイトを掲載しリンクパワーをもらうという施策もあります(行政のサイトなどのドメインパワーは最高クラスですのでリンクパワーも絶大なものとなり広告を載せたとたんに自分のサイトの検索順位が上がるということがざらにあります。このように効果てきめんなのですが、広告を掲載するには当然厳しい審査や条件をクリアーしなければなりません)。ところが行政サイトから自分のサイトへのリンクにnofollow属性がついていれば当然リンクパワーはもらえませんので、事前の確認やチェックが大事になってきます。

 以上今回はnofollow属性についてご説明してみました。





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